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〜 価値を構成する要素は時代と共に変化する 〜
ソーシャルを味方にした価値とは個人の固有の体験価値
今回は、「価値」をテーマにしたお話をしていきます。 タビカチの”カチ”の部分ですね。
タビカチは旅×価値という意味なので、 ここに来てやってブログタイトルの話を掘り下げていきます。 といっても、ブログはハウツー的なコンテンツが多いので、 より本質的な内容はメルマガでお送りしています。
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価値という言葉は、いろんな意味を含む極めて抽象的な表現です。
今回は、ビジネスにフォーカスした「価値」の中身についてお伝えします。
これから書く事は、一見誰もが知ってる当たり前の事実かもしれません。 しかし、当たり前過ぎて”誰も”その事実を表層化してないのです。 改めて文章にする事で、 誰かのビジネスのヒントになれば幸いです。
人は価値を感じなきゃお金を払いません。 これはビジネスの大前提です。 つまり、価値を提供しなければ、それはビジネスではありません。
では、どのように価値が広まっていくのか? その価値の源泉はどこにあるのでしょうか?
価値の広がり方は、ここ数年で大きく変遷しました。 今もですが、これからもソーシャルメディアの影響力が強くなります。
ソーシャルのチカラは台頭し続けますが、 既存のマスメディアが無くなる事はありません。 ただし、マスはマスとして、 より必要な役割に焦点が絞られてくると思います。
そこで重要なのは、 どんな”価値”が広がっていくのかです。
更に考えて頂きたいのは、 既存の価値は既に出回り尽くされてしまった事です。
物的価値そのものを個人が生み出すのは難しいです。 ヴィトンやロレックスを作る事なんて出来ません。 僕が考えうる、個人で生み出せる最大の価値は「体験価値」です。 自分が体験した事を伝える事でそれが価値になる訳です。
そして、旅行というのは、 そうした価値を伝えられる大きな武器なのです。
「異文化交流」という概念がありますが、 自分と異なる文化や土壌を歩んだ人達と交流する事で、 今まで無かった視点や知識を得られますね。
その、「今まで無かった視点や知識」が、 相手によっては非常に大きな価値になるのです。
ハワイに行けばハワイの価値が生み出せる訳ではない!
僕の尊敬する人に冒険家の植村直己さんがいます。 冒険家で4人目の国民栄誉賞を受賞された方ですね。
その植村さんは、 「何か新しいことをやる、それはすべて冒険」 という考え方をもっています。 この言葉は物凄く示唆に富むとじゃないかと思うのです。
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つまり、 今の自分ならやらない新しいチャレンジはすなわち冒険なのです。
先ほど、旅行の価値とお伝えしましたが、 この冒険の価値も素晴らしい体験につながります。 別に、植村さんの様にアマゾン川を下ったり、 エベレストへの登頂が冒険ではないのです。
第三者からは小さい事であっても、 その人が新しいチャレンジ(冒険)して、 得られたことを書き綴れば、それは非常に固有の価値として残り続けます。
日本という国は、 物的にも精神的にも成熟しています。
潤いすぎて、価値がある場所が分からなくなっていますが、 それは時代が大きく変化している事を象徴しています。 その道標となる知恵を提供すれば、 将来のお客さんになってくれる人と接点が出来て人の輪が作られます。
そして、そういう人が、 縦横無尽に世界を行き来できるのです。
この話を掘り下げると、 ゆくゆくは「世界平和」に向かいますが、 ちょっと脱線するのでまたの機会にしたいと思います。
今回は以上です。 ありがとうございました!