
診断士の資格所有者にスタディングを実際に使ってもらいました!
こんにちはSyurimpです。
こちらの記事は、中小企業診断士の資格を有されているSEALさんに寄稿頂いた記事です。

SEALさんはH25年度の中小企業診断士試験に合格しております
第一回はこちら
⇒中小企業診断士の合格率とそこに入る為の"超"重要な情報
第二回はこちら
⇒SEALさんの中小企業診断士の独学方法と合格プロセスについて
第三回は、中小企業診断士試験の対策講座を提供している「スタディング」をSEALさんが体験して、そのレビューを寄稿頂きました。
スタディングのメリット・デメリットを中立的な立場に則って評価頂いております。
ちなみに、中小企業診断士 スタディングの公式サイトはこちらです。
講師の綾部先生は、スタディングの運営会社であるKIYOラーニングの社長でもあります(スタディングの生みの親)。
講師メッセージでは綾部社長がスタディングを作ろうと考えた動機を話しています。
SEALさんのご意見も参考にして講座選びにお役立て下さい。スタディングの無料講座に登録して受講を進めながらこの記事を読むと一層役立ちます。必要なのはメールアドレスだけです。
それでは、SEALさんよろしくお願いしますm(_ _)m
中小企業診断士は日本の99%以上に求められる資格です
こんにちは、SEALです。
前回、前々回で中小企業診断士の概要や試験突破のコツをシェアしました。
今回は、数多くの中小企業診断士の試験対策講座の中から、当方が「スタディング」を実際に体験して、その有効性を率直にお伝えする回です。
中小企業は我が国の企業の99.7%を占め、常時雇用者の69.4%が働くなど、我が国経済において中心的な役割を果たしています。
中小企業診断士は、今注目の人気資格ですが、試験科目が多岐に亘ることもあり、その合格率は第1次試験、第2次試験ともに2割を程度となっており、決して簡単な資格試験ではありません。
今日は、同試験対策を効率的に進めるために、スタディングを利用した場合の勉強方法とスケジュールについて、ご紹介していきます。
スタディングで中小企業診断士の合格に近づく勉強法

100,000人の受講者がいる今話題の講座です
「スタディング」というサービスを知っていますか?
「スタディング」は、資格試験のオンライン通信講座で、スマホやタブレットなどでも学べることから「通勤時間を利用して資格の勉強ができる」点を売りにしています。
2008年に中小企業診断士講座がスタートして、合格者を多数輩出し、今では約30種類の資格講座を提供しています。
ネットでの評判を聞きつけてか、ここ最近の伸び率が凄まじいですね。
特に、中小企業診断士講座は2008年からリリースしています。
年々、合格者も増えており、その都度ブラッシュアップされているので、これから診断士を勉強する皆さんは一度チェックしておきましょう。
まずはスタディングの特徴を2つ解説します。
安価なサービス価格(5万円台から)
オンラインだからこそ実現できる価格が最大の特徴です。
通信講座のみを提供していることから、物理的な学校や店舗を持たず、また講師を常駐させることもせず、運営コストを抑えることにより、他の一般的な大手の資格学校の通信講座に比べて、およそ5分の1の低価格を実現しています。
試しに、通学制の資格学校で有名どころのTAC、大原と比較します。
講座ブランド | コース名 | 価格(税込) |
---|---|---|
スタディング | 1次2次合格コース (ミニマムコース) |
¥48,400 |
1次2次合格コース (スタンダードコース) |
¥53,900
|
|
1次2次合格コース (コンプリートコース) ※最上位コース |
¥69,300
|
|
大原 (教室通学) | 1次・2次合格コース | 約25万円 |
TAC (教室講座) | 1・2次ストレート本科生 | 約30万円 |
確かに5分の1ほどの受講料ですね。
次は通信制の中小企業診断士講座の比較です。5つノミネートしましたが、通信制ひとつとっても価格帯がピンきりです。
講座ブランド | コース名 | 質問・添削 オプション | 価格(税込) |
---|---|---|---|
スタディング | 1次2次合格コース (ミニマムコース) | 質問:なし 添削:なし ※コンプリートコースはQAチケット付 |
¥48,400
|
1次2次合格コース (スタンダードコース) |
¥53,900
|
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1次2次合格コース (コンプリートコース) ※最上位コース |
¥69,300
|
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診断士ゼミナール | 1次2次試験 プレミアムフルコース ![]() | 質問:無制限(メール) 添削:なし |
¥59,780
|
フォーサイト | バリューセット2 (1次・2次試験対策) | 質問:制限あり(メール) 添削:なし | ¥77,800 |
クレアール | 1次2次ストレート合格スタンダードコース(7科目+2次) | 質問:無制限(メール、郵送) 添削:あり(2次のみ) | 20万弱 |
診断士ゼミナールはスタディングと同価格帯です。
1次2次対策がセットのコースではスタディングのミニマムコースや診断士ゼミナール、この辺りが業界最安値でしょう。
確かにスタディングは質問も添削もありませんが、現役の中小企業診断士に試験勉強の相談ができる「学習Q&Aサービス(オプション)」があります。
このサービスは中小企業診断士 スタディングに受講してないとオプションとして使えないので、付加価値は高いですね。
ちなみに、この表の一番高価格帯はクレアールです。
ただ、クレアールの中小企業診断士講座を受講して合格するとお祝い金が5万円貰えるので、キャッシュバック含めるとコスパは良いです。(合格すれば、です^^;)
【補足 その2】
なんと診断士ゼミナールでもお祝い金制度があります。
びっくりする事に5万円台の講座に対して3万円のお祝い金制度があります。
診断士に特化した会社で完全オンライン、テレビCMや雑誌など広告も出してないとの事なので、徹底的にコストを抑えているとありました。
いつでもどこでも、スキマ時間を使って学ぶことができる

今の時代、ネットがあれば一瞬で勉強できます
スマホ、タブレット、PC、携帯音楽プレイヤーなどの機器さえあれば、いつでもどこでもスタディングを使って勉強できます。
通勤時間などのちょっとしたスキマ時間を利用した学習が可能である点が最大の特徴であり、「スタディング」というサービス名の由来です。
通信インフラとモバイルデバイスの充実により変化してきた生活習慣をうまく捉えた、今注目のサービスモデルです。
スタディングの中小企業診断士をやってみて「いい!」と思った点

特にコストパフォーマンスが優れていますね
私もスタディングを一部ですが受講してみましたので、率直な感想をご紹介します。
まず初めに、「いい!」と思った点です。
要点がわかりやすい
最もすばらしいと思った点は、要点がわかりやすくまとめてあることです。
スキマ時間の有効活用を謡うだけあって、短時間でも要点が押さえられるように、要点をシンプルにまとめるために様々な工夫がなされていると感じます。
オンラインコンテンツですから、講義の音声にも一切の無駄がなく、大変聞きやすいです。

講師はスライドの横に立って解説します
こちらは、2018年度から追加された中小企業診断士の実践フォローアップ講座の講義動画の一部です。
スタディングでは、デジタルスライドが基本です。ここでは中小企業診断士講師の綾部先生が隣に立って解説しています。

こちらはファイナンシャルプランナーのビデオ講義です
この様に、図や表を使って分かり易い解説があるので、効率よくインプットできます。
ちなみに、こちらはFP(ファイナンシャルプランナー)講座で、講師は島田先生が担当しています。
広範な試験範囲が網羅されている【学習マップに注目!】
範囲を広くカバーする網羅性にも優れていると感じます。
中小企業診断士試験は、第1次試験だけとっても7教科の広範な試験範囲となりますが、全ての対象範囲を網羅的にカバーしているコンテンツが用意されています。
例えば、中小企業診断士講座には1次試験の膨大な知識をビジュアルで表した「学習マップ」というツールが用意されています。(学習マップの詳細はこちら)
スタディングのコンテンツ内容に沿って学習を進めるだけでも、必要な試験範囲を総ざらいできる網羅性はすばらしいと感じます。

体験版で見られる学習マップです!
こちらが学習マップです。無料会員でもPDFファイルでダウンロードできます(やり方は後ほど)。
このマップを起点にして綾部先生がビデオ講義を進めます。
ビデオ講義では学習マップの一部にフォーカスした問題演習が用意されています。
このスクショではステークホルダーの用語解説をしている所です。
こちらはPDCAサイクルの解説をしています。
ビデオ講義なので虫食い状態にした一問一答形式などもあります。
実際にスタディングで合格された方も、学習マップの効果を実感しているので一部紹介します。
Eikoさん 2020年 中小企業診断士合格
【⇒ Eikoさんの声全文はこちら】

Eikoさん
自分はよく本を読みながらロジックツリーを作る習慣がありますので、無料講座で初めて学習マップを見た時、目を輝かせました。
全体像を掴んだ上で勉強を進んでいく方法は自分によく効きます。毎日新しい内容を勉強する前に、「昨日どこまで勉強したか、これから勉強する内容は全体のどこに位置付けられているか」を必ずチェックするので、モチベーションの維持につながりました。
高橋さん 2020年 中小企業診断士合格
【⇒ 高橋さんの声全文はこちら】

高橋さん
学習マップも毎回の講座内容を端的にまとめてあり、各講座ごとに学習マップをA4サイズで印刷し、暗記用のペンと暗記シートを活用し、インプットを効率的かつ短時間で行うことができました。
無料講座に登録すれば学習マップのダウンロードができます。

音声講義もダウンロードOKです!
ですので、学習マップのダウンロードやそれを用いたビデオ講義を見るには、まずは無料登録を行いましょう。
問題演習のコンテンツも充実
講義だけでなく、問題演習のコンテンツも充実している点も評価できます。
どのような試験にも問題の傾向が決まっていますから、これに即した問題演習により正答を導くコツも含めて教えてもらえるのは、手厚いサービスだと感じます。
価格(コストパフォーマンス)
そして感心するのは、価格の低さです。
コンテンツの内容としては、大手の資格学校の通信講座の内容と比べてさほど遜色無いにもかかわらず、価格は凡そ5分の1です。
従来型の資格学校のサービスに比べると、コストパフォーマンスは格段に良いです。
まとめますと、コスト(=時間と費用)を抑えながら基本的な要点に絞った学習を効率的に行いたい方にとっては非常に魅力的な選択肢でしょう。
スタディングの中小企業診断士をやってみて「ちょっとなぁ…」と思った点

good / poorは表裏の関係なのです
他方、「ちょっとなぁ…」と思った点です。
この「ちょっとなぁ...」というのは、「悪い」という意味ではなく、もっとこうしたらより良くなるのになぁという意味です。
そういう期待も込めて、私なりに本音で話させていただきます。
ウサギさんは「Poor」とシュンとしてますが、SEAL的にPoor(不十分に)感じた事です。
決してスタディングがダメって意味ではないですよ。
当ブログの他にも、スタディングについて書いてるブログがあります。
が、どのブログもスタディングについて何もかも無条件に賞賛しているようで、それはそれで違和感を感じるわけです。
あえて"不十分に感じたところ"を書く人がいてもいいじゃないですか。
コンテンツの浅さ
物足りなさを感じるのは、講義コンテンツ内容の浅さです。
コンテンツの網羅性について上記で評価しておりますが、一つ一つのトピックの内容の深度は決して深くないと感じます。
中小企業診断士第一次試験だけを取ってみても、7教科510分の選択式試験で総得点の60%の正答率が求められます。
その選択肢には詳細な知識・理解がなければ選別できないようなものも多く含まれます。
相当程度の深度の理解なくしては、消去法により選択肢を減らすこともままならず、60%の正答率を達成することは難しい試験です。
率直に言って、スタディングのコンテンツだけに頼った勉強では、中小企業診断士第一次試験の合格は難しいと考えた方がいいでしょう。
どうすべきかとった疑問にはこちらで提案しています。
講義・講師のクオリティ
上記のコンテンツの浅さに関連しますが、講義・講師のクオリティも、大手資格学校の通信講座コンテンツに比べたときに、上質だとは言えません。
不満を抱くほどクオリティが低いことはありませんが、大手のそれと比較してしまうと、やはりクオリティが落ちるかなと感じてしまいます。
数十年の歴史を有する大手の資格学校の指導ノウハウ、コンテンツ力を再認識させられますが、それを考慮したとしても、価格水準と使いやすさを考えれば、買いだとは感じます。
ただ、中小企業診断士の講師が、スタディングの創業者ですので、更にクオリティの高い講座にブラッシュアップするかもしれません。
まとめますと、合格水準の知識を得るためには、スタディングで広く浅く学んだ上で、自分の不得意な部分、理解が十分でないと感じる部分については、別の教材の活用など、プラスアルファの学習が必要になると考えるべきです。
コンテンツの網羅性や低価格について上記で評価しておりますが、それらの裏返しとして内容が浅いという点も否めません。
但し、個人的には、初期学習をしたい人を中心に、費用対効果の観点からスタディングは「買い」だと思います。
他方、ある程度の基礎知識を有している人にとっては、知識の総ざらい的な復習に役立てられるサービスと感じます。
スタディングがこれからも発展する事を期待しつつ、少しばかり辛口の意見もさせて頂きました。ちなみに、スタディングのサイトでは、実際に使って合格された方のレビューがあります。
私のコメントが参考になるならそれはそれで幸いですが、同じ中小企業診断士の資格所有者でもレビューの内容は十人十色の部分もあります。
いろんな方の意見を汲んで、試験勉強の講座選びにお役立て下さい。
SEALさん。率直なオピニオンありがとうございます!
ちなみに、SEALさんも仰っていましたが、
スタディングの講師は創業者である綾部社長が担当しています。
綾部社長がインタビューを受けている様子はこちらの記事でまとめています。
熱意にフォーカスすると他の講師よりも魅力的なところがあるかもですね。
スタディングでは中小企業診断士の他にも20以上の資格講座を出して、毎年多数の合格者を輩出しています。
他講座の合格者の声を見るとスタディングの良さ(改善点含め)が見えてくるでしょう!
スタディングの合格者が続々出ています!
資格名 | 無料講座ページ | 合格体験記 |
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![]() (二次試験対策) | ||
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![]() (乙種4類) | ||
![]() マネジメント検定® | ||
![]() 予備試験 | ||
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![]() (社労士) | ||
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![]() 2級,3級(FP) | ||
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![]() 管理業務主任者 | ||
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![]() 養成講座 | ||
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スタディングで中小企業診断士の合格に近づくためのプランの提案

中小企業診断士合格者のプライドもあります。最大限の提案を致します^^
ここからは、試験合格に近づくためのスタディングの利用方法の流れをご提案します。
言うまでもないことですが、皆さんの生活サイクルは様々ですので、一つのモデルケースとして参考にして頂ければと思います。
通勤・通学時間(朝・夜)を利用して、オンライン動画を受講する
主な利用方法として、サービス名の通り、通勤・通学時間を利用してオンライン動画の講義を受講する方法をおすすめします。
通勤・通学時間を利用する際の不安としては、コンテンツ視聴の途中での中断により、受講が細切れになって理解を深める効率性が削がれると思いがちです。

3〜5分ほどで完結する動画がまとまっています。
こちらの写真はスマートフォンの画面です。スタディングの講義動画が一覧になってます。
どれも一つの動画につき2〜5分程度の長さになっています。
このようにスタディングのコンテンツは細切れ形式の受講を想定されています。
一定時間を空けた後に視聴中断箇所からの受講再開がしやすい仕組みになっており、通勤・通学時間が短い方なども手戻りなく受講することが可能です。
蛇足ですが、首都圏に住む方は、一日当たりの通勤時間が1時間を超える方も珍しくありません。
往復で2時間以上、電車に揺られているサラリーマンの方も多いです。
実際に計算しましょう。
- 一日2時間
- 1週間で10時間
- 月間で40時間
- 年間で500時間です
500時間を24時間で割ると約20日、1年のうち丸々20日は電車生活をしていることになります。
皆さんあまり直視したくない数字かもしれません。
会社生活40年とすると・・・
・・・・少し悲しくなってきましたので、ここまでにしておきます^^;
数字で示されると、年間20日以上過ごす電車の中の時間をどう使うのか、まじめに考えても損はないかと思います。
もちろん、歩きスマホは危険ですので、電車やバスなど位置を固定できる状態を確保した上で受講してくださいね。
週末に5日分の復習としてオンライン動画を通して受講する
続いて、土日にその週学んだコンテンツを総復習します。
試験範囲が広範にわたる中小企業診断士試験ですが、それぞれの教科や単元が中小企業の経営という機軸に基づいて互いに関連している部分が少なくありません。
学習を進めては、振り返り復習することで、相互に理解が深まりますので、機を見て復習の時間を確保すると効果的です。
復習に時間を割くことは一見遠回りしているようですが、実は近道なのです。
週末に5日分の単元の問題演習に取り組む
問題演習のコンテンツが充実していることも、スタディングの特徴です。
試験合格を目先の目的に据える以上、知識をいくら増やそうとも、試験で必要な正答率を果たさなければなりません。
どのような試験にも問題の傾向が決まっていますから、これに即した問題演習により正答を導くコツも含めて教えてもらえるのは、手厚いサービスだと感じます。
すべての講座を一巡したら、過去問を解くor模擬試験に挑戦する
過去問、模擬試験で理解を確認しつつ、問題の傾向に慣れ必要な対策を講じます。
苦手分野のオンライン動画を倍速再生で復習
問題演習を重ねると、自分の苦手分野がわかってきます。
理解が不十分な単元が見えてきた際は、その範囲のオンライン動画の講義を再受講します。
一度は受講しているコンテンツですので、勉強時間の短縮を目的として倍速再生の機能を利用するのも一手です。

7段階調節でインプット効率UP!

ネットの状況が良ければ最高画質で!!
こちらも、スマートフォンで受講している様子です。
もちろんスタディングはパソコンやタブレットでもスムーズに操作できます。
再生速度が7段階あるので、まずは1.5倍速で復習して、慣れたら2倍速にチャレンジすると良いですね。
同じ時間で2倍学べるわけですから、普通にテキストを読むよりも効率的です。

歩きスマホはいけません。音声学習を活用しましょう
音声のみの再生もあるので、歩きスマホ時は画面を見ないで音声学習できます。
(動画と同じく再生速度は7段階です)
運転しながら音声を聞くのはやめて下さいね。
また、苦手分野を受講するときには、自分なりの理解やイメージをノートに書き起こして記録しておく方法もおすすめです。
頭の中の整理の助けになるだけでなく、後に再度学習した際に新たな気付きや理解を追記できるのも便利です。
中小企業診断士の試験勉強でスタディングに+αするなら?
幅広い分野の要点を端的にまとめてあるスタディングのコンテンツですが、その裏返しとして、試験合格に必要な知識習得を目的とした場合には内容がやや浅いかもしれません。
そこで、スタディングと並行して、市販の書籍で学ぶと学習効果も高まります。
市販テキストの併用
木に例えるなら、スタディング受講で幹の部分を固めたら、次は枝や葉に当たる細かい部分を埋めていく作業が必要です。
この枝や葉に当たる細かい部分を埋めていくのに、最も手っ取り早くコストパフォーマンスがよい方法は、市販テキストを併用する方法です。
各出版社各様のテキストを出版していますので、書店で自分の目的・フィーリングに合いそうなものを選ぶといいと思います。
Amazonでは中小企業診断士のテキストや過去問のランキングが随時公開されていますので参考になります。
市販問題集の併用
また、テキストだけでなく、問題集も市販のもので補うことをおすすめします。
スタディングにも問題演習のコンテンツが設けられてはいますが、問題の傾向と対策を体得するためには、市販の問題集の併用が効率的と思われます。
先程、スタディングでは綾部社長が直接教えていると書きました。綾部社長も多数の診断士関連書籍を出版されています。
大手資格学校のウン分の1のコスパであるスタディングでもウン万円します。
反面、市販のテキストや問題集は、2〜3冊揃えても1万円しません。
合格の為なら支払えるコストですね。
さて、市販のテキスト・問題集の併用をおすすめしてきましたが、具体的には、皆さんの学習の習熟度によって以下のような使い方をおすすめします。
基礎から勉強したい方
基礎から勉強したい方は、まずスタディングを受講して要点を要領よく学びましょう。
その上で、市販テキスト・問題集を用いて、自身の苦手分野や試験問題の傾向の理解に取り掛かりましょう。
ある程度の基礎は習得済の方
苦手科目に絞って、スタディングを受講し、市販テキスト・問題集で理解の深堀を行いましょう
他方、得意分野については、スタディングの利用は問題演習に限っても問題ないと思います。
スタディングのまとめ
では、当方がお伝えできるスタディングを使った中小企業診断士講座のまとめに入ります。
スタディングは、コスト(=時間と費用)を抑えながら、基本的な要点に絞った学習を、効率的に行いたい方にとっては非常に魅力的な選択肢です。
大手の資格学校の講座を受講する方が多いですが、それと比べて、コストパフォーマンスは圧倒的に優位です。
一方、試験合格を確実なものとするための知識習得を目的とした場合には、その情報量と問題パターンの種類の観点から、必ずしも十分なコンテンツ量とは言えないのも事実です。
結論としては、スタディングに軸足を置いた学習を行いつつ、その他の補足的な学習方法を組み合わせることにより、試験合格がより現実的なものとなるでしょう。
最後に
ここまで、スタディングを、中立的な立場からご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
特にこれから勉強を開始される方にとっては、勉強の入り口として適切な学習ツールです。
無料体験もできますので、興味をお持ちの方はぜひ一度試してみてください。
それでは、全3回に渡って、私SEALが中小企業診断士の概要から合格メソッドなどお送りしました。
中小企業診断士を目指すすべての人にとって少しでもお役に立てると幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
スタディングの公式サイトはこちらです。無料で学べるコンテンツが豊富にあります!
商社出身で中小企業診断士の資格所有者のSEALさんに寄稿頂いた記事
(全3回)です。


第二回:中小企業診断士が活躍するフィールドと試験突破のコツについて

第三回(今読んでいる記事):スタディングの中小企業診断士講座を有効活用するには?
中小企業診断士の取得を目指す方は全て読んでおいて損はないです
(*´∀`)