
って告知はありません。自分からもぎとるのです。
前回は、「雨季に楽しむ海外旅行」と題して、
空いている状況を楽しむのも旅の醍醐味の一つではないかという提案をさせて頂きました。
お伝えしたかったことを一言でまとめると、
「ヒマでしょうがない店員さんは旅行者と話したくて仕方ないんだよ〜」です。
エントリの最後に、仲良くなってくるとディスカウントの成功率も高くなるよ〜というおまけについて言及しましたが、本日はその点について掘り下げたいと思います。
海外旅行で行うディスカウントの3つのポイント!
僕が半年間の海外バックパックでトライしたディスカウント(値引き)を振り返って、ポイントになった点をまとめました。
特別なことはしていませんので、直ぐにトライできるかと思います。
初めて値引きする時、「相手が嫌な反応をしたらどうしよう、追い払われないかな?」
そんな不安は誰でも持つものです。ですが、ここは果敢に挑戦していきましょう。
あなたがいる場所は日本ではありませんから、、生活のために相手も多くの利益を得ようと必死なんです(´・ω・`)
宿泊で連泊する時はとりあえず値切り!
バックパッカーでアジアを放浪した時に泊まった宿は、
ほとんどがゲストハウスと呼ばれる簡易宿泊所を利用しました。
ここで2泊以上同じ宿で過ごすなら、僕は必ずディスカウントに挑戦していました。
観光街の宿泊所は周囲にライバルがひしめいている事を、
お客さんも宿主も重々承知であります。ですので、数ある宿の中から選んでくれて、そのうえ「連泊予定のお客さん」を宿主は手放したくないのが本音です。
ローシーズンであれば尚の事じゃないでしょうか?
僕の経験ですが、観光客向け「ではない」簡易宿泊所でのディスカウントもイケます!
インド南部のまちなかをブラブラしてると、ワーカーさんや一般の家族連れの方が寝泊まりする宿泊所(日本で言う大衆ホテルよりもランクを落とした印象です)が数多くあります。見た目も一般的なアパートって感じです。
こういった施設で、3連泊して30%程値引きを成功させた事があります。
値切りによって関係が悪化しそうであれば身を引く
値切りとは、需要(僕ら旅行者)と供給(サービス提供者)のバランスを調整するひとつのツールである、と僕は考えています。
ここで言うバランスとは「感情のやり取り」です。
「値引きして頂くとこんなに良いことがありますよ(需要者)」
「値引きしてこんなに買ってもらうならやってもいいかな(供給者)」
B to Cビジネスで相互関係にある2者が、
「割引をする」というアクションによって、お互いが得する(それが表面上であっても)コミュニケーション。
これが、ディスカウントの本質だと思います。
日本一有名な商店街の、上野のアメヤ横丁(通称「アメ横」)で、ダミ声のご亭主とお客さんの値引き合戦が一種の風物詩になっているのも、ディスカウントを通したコミュニケーションが「暖かなもの」だからこそです。
なので、「頭ごなしで払う金を減らしてやる」態度は御法度ですよ。
あなたが、インド人にぼったくられたとしても他のインド人に仕返ししてはいけません。(僕は、インド人疑心暗鬼症になってたので経験アリです^^; あの時のインド人の方ごめんなさい。。)
あなたが、海外旅行初日にフィリピンの白タクにぼったくられたとしても、ウップンを晴らすようなことをしてはいけません。(15分のドライブで8千円を支払った人がそう言うのです。Japanese GAMAN の見せ所ですよ!)
ディスカウントの際はシンプルなメモで視覚的に分かりやすく
これ、結構重要だと思います。
例え現地語がペラペラでも、ディスカウント時はなんだかんだでピリピリするもんです。(イヤ本当、話題を切り出した途端相手の顔色がピリッとするんですよ。)
そうした感情の高ぶりを冷静にさせるのは、
具体的な値切りの数字がシンプルに書かれている「メモ」だったりします。
英語は世界の共通語と言われてますが、アラビア数字は英語を上回る地球語であると、度重なる値切りを経験して一番実感しています。
また、ディスカウントで求める内容を分かりやすくひと目でまとめるのも、値切る側のマナーではないかと感じます。
メモのコツとしては、
「値切り後だけの値段」を書くことです。
ディスカウント前の価格を見せられると、
悪い意味で冷静にさせてしまいますからね。
旅を楽しむ値切りのエッセンス
ディスカウントのゴールは、「安くすることを目的にせず、あくまでお互い楽しむコミュニケーション」に設定するのが一番大切なエッセンスでないかと思います。
ディスカウントを経験値が重なると、
交渉の中にユーモアを生み出すことが出来ます。
オーバーなリアクションをとって相手の手応えを確かめたり、
ピリッとした空気にジョークを交えて空気を緩ませたりと、その場その場を楽しむコツが体感的に会得できます。
その場限りの出会いだとしても、
コチラからちょっとしたエンターテイメントを提供は、
「面白い奴だ、ちょっと値切ってやろう」
という気持ちを引き起こさせます。
部活の上下関係で、いじってリアクションの良い後輩がいると、
一緒に飯に連れて行きたいと思う心境と似ていますね。
値切りは、日本では馴染みがないチップの表現を変えたものかもしれません。感謝のしるしとしてチップを渡すのではなく、
ディスカウント代がチップとなってやって来るようなコミュニケーション。
ちょっと踏み込んだ感情のやり取りは、単にお土産を買うだけでは決して得られない旅の刺激です。
是非楽しんでください!