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SSL通信の本質はサイトを作る人サイトを見る人を守る「セキュリティ」
今回は、ウェブ制作に関する話題です。このサイト「タビカチ」は個人でひっそり運営しているサイトですが、今回のテーマは、そうした個人ブログを作っている方にも重要なものです。
SSLという概念をご存知でしょうか?
湘南新宿ライン(Shonan Shinjuku Line)ではないです(T_T)
SSLは「Secure Sockets Layer」の略でして〜〜〜〜〜うんたらかんたら、〜〜〜〜〜とウンチク垂れそうですが、そんな難しく考える必要ありません。
本質的には「Secure(セキュア)」の部分です。
セキュアとは「安全であること」の意味で、第三者に通信内容が分からないようにする安全な手段の通信の事を「セキュア通信」と言います。
つまり、SSLの本質とは、第三者が情報を得られないようにする為の安全な通信手段を実装する事です。
今までは個人で運営するブログやサイトは、SSLといった大層なものを設置する必要ありませんでした。
が、タビカチの様にメールマガジンを発行するとなると、読者の方はメールアドレスを入力する必要があります。この時、第三者に情報が見え見えだと危ないですよね。
規模が小さいサイトだと情報を盗もうとするターゲットになりませんでしたが、今では個人で物を売買できる環境にあります。
- メルマガを発行して情報発信をしている
- 物を売買する(Eコマース)
そうしたサイトを作っているなら、いち個人が運営するサイトでもSSLの準備をした方がいいかと思います。
検索アルゴリズム目当てのSSLは本質を見失う可能性がある
SSLが重要なポイントは「情報を守る事」です。
これと関係がある、大きな影響がもう1点あります。「Googleの検索アルゴリズム」です。
Googleは検索したユーザーに一番コミットする情報があるサイトを上位に表示する事を使命としています。
質の高いコンテンツを提供せよって事ですね。
ただ、先ほど申しました様に、個人で制作したサイトでも個人間取引が活発になる流れが国際的にあります。
ひと昔は、銀行や大手企業サイトでした見かけなかったSSLを個人サイトでも実装してくださいね。と、Google側がアナウンスしています。これが2013年の事です。
そして、2014年には、SSLの有無が検索アルゴリズムに導入されて、徐々に影響に表れるとの事です。
【参考リンク】
⇒Google、SSL/HTTPSをランキングアルゴリズムに採用することを決定(海外SEOブログ)
個人サイトを運営しているとアクセスの導線が「Googleの検索アルゴリズムによる検索流入」に頼りっきりになる時期があります。
かと言って、検索の上位表示によるランキング要素にSSLが関係あるから、SSLを実装しようという手順は推奨できません。
Googleは「検索ユーザーにマッチしたコンテンツにたどり着ける為の ” 検索 ”」を提供する事を使命としているわけですから、上位表示を目標にしたSSLはあまり意味をなさないかもしれません。
もし、読者にメルアドなどの個人情報を入力してもらうページがあれば、SSLはベストな選択です。
しかし、コンテンツが薄いサイトしかなければ、まずは充実したコンテンツを作り込む事から始めても良いかもしれません。
という訳で、今日はこの辺で。
ありがとうございました!