個人で旅行を開業してツアーコンダクターは出来るのか?

茶色のパスポートとエアチケットのイラスト

個人で行なう旅行業へのパスポートはあるのか?

個人旅行代理店の可能性についてお話するシリーズです!

「旅と稼ぐ」をリンクさせるとピンと来やすいのは、旅行代理店業ではないでしょうか。大手だと、JTBやHIS等が請け負っている業務のことですね。

今まで、「旅をしながら株式取引」、「旅に関したアフィリエイト」など個人で気軽にトライする事柄について述べてきました。

【参考リンク】
⇒旅をしながらスイングトレードをした記録はこちら
⇒旅行記を書いて収入を得る記事はこちら

今回から数回に分けて、テーマをガラッと替えます(より「旅行」に近づいていきます)。

「旅行代理店業を行うには何が必要なのか?個人でも出来るのか?」をテーマに、「法律」や「開業資金」、「資格」といった実務的な内容からスポットを当ててみたいと思います。  

旅行代理店業の根幹にある「旅行業法」とは?

そもそも、この旅行代理店業を個人でトライしようと考える人がそうそういませんよね^^;

結論から言うと、出来ます!! しかし、達成までには資格や協会、お金の問題など数多くのハードルが待ち受けます。特にツアーコンダクターの資格は、企業に所属している者しか取得が出来ません。

個人でチャレンジしたい方は、まずは旅行会社やツアーコンダクターの派遣を行っている企業で経験を積む必要があります。詳しくは、「ツアーコンダクターに必要な資格とは?」を御覧ください。

いろんなハードルが待ち構えていますが、1つずつしっかり把握して綿密に準備するしかありません。この記事が、その一助となれば幸いです。

さて今回は、法律のお話になります。ちょっと硬苦しくなるかもしれませんが、シンプルにまとめると当たり前のことが書かれているだけです。

もちろん、プロフェッショナルなお仕事にするには、法律の世界へ更に踏み込む必要がありますが、概要をざっくりと把握するだけでも旅行の世界がグンッ!と広がりますよ。

↑目次にもどる↑

旅行業法の役割

「自分で旅行プランを立ててビジネスとして活動したい!」そんな方と切っても切れない法律が、昭和27年(1952年)に施行の「旅行業法」です。

旅行に関係する法律としては結構古株ですね。第二次世界大戦終戦後から7年、日本国憲法発布されてから5年と、終戦からの目まぐるしい復興が法律制定となって形に出ているような気がします。

旅行業法の全文については、総務省の電子ポータル「e-GAV(イーガブ)」から拝見できます。

⇒参考リンク:e-GAV:旅行業法

全文を真面目に読まなくても大丈夫ですよ。ぶっちゃけ頭がチンプンカンプンになります^^;今エントリでは最低限必要な知識をざっくばらんに説明していきます。

旅行業法の役割は、以下三点に集約されています。

    • 旅行業等を営む者の業務の適正な運営を確保

⇒要はちゃんと運営しろよ!です。

    • 旅行業務に関する取引の公正の維持

⇒要はお客さんとフェアな取引しろよ!です。  

    • 旅行の安全の確保及び旅行者の利便の増進を図る

⇒要はちゃんと安全に配慮してプランニングをしろよ!です。

(※矢印のざっくばらんは僕の主観も入っていますのでまるごと呑み込まないでください^^;)

当たり前の事を当たり前のように書かれていますね。もちろん、オリジナルはもっと厳密に機能する法律として抜け目がないような書き方がなされています。

旅行業法における2つの契約形態〜企画旅行と手配旅行〜

旅行業法には、「企画旅行」と「手配旅行」という2つの契約形態があります。ここは気むずかしく推測せず、漢字の意味の通り理解すればOKです。

企画旅行と手配旅行をざっくばらんに解説!

「企画旅行」

⇒旅行会社が宿泊や運送サービスなどカスタマイズして旅行計画を作成する契約形態。
コチラは、皆さんご存知のJTBやHISが企画して募集する「ツアー」と呼ばれる旅行が含まれます。

「手配旅行」

⇒乗車券や航空券など旅行者に応じて旅行会社が手配する契約形態。
こちらは、楽天トラベルやHostel.comなど、ホテルの予約、航空券やバスチケットの予約などを代行手配する形態が該当します。

インターネットを利用すると、僕らユーザーがクリックして予約している気がしますよね?
しかし、実際にはホームページを運営してる企業がバス会社や航空会社からチケットを取り寄せているのです。

いままでの話をまとめると、下にある図1のチャートになります。

旅行業法(企画旅行、手配旅行)のフロー図

〜図1.旅行業の契約形態〜

さて、この記事の目的は、「自分で旅行プランを立ててビジネスとして活動したい!」方に向けて発信しています。ですので今回は「企画旅行」について更に掘り下げます。

募集型企画旅行と受注型企画旅行の特徴と違い

旅行業法によると、企画旅行には「募集型企画旅行」「受注型企画旅行」の2つに分かれます。(。。また枝分かれするのって言わないでください”笑)

募集型企画と受注型企画をざっくばらんに解説!

「募集型企画旅行」

⇒予め旅行会社が旅行を企画(パッケージ化)して、旅行者を募る。運営可能な旅行者の人数が集まれば催行します。
巷で言われている「パッケージツアー」は、募集型企画旅行を指します。 

「受注型企画旅行」

⇒旅行者の依頼を受けて企画される旅行商品です。学校の修学旅行や、慰安旅行などが該当します。
旅行をオーダーメイドするといった言い方がしっくりくるかもしれません。

※「募集型企画旅行」には、「受託販売」が出来る特徴がありますが、今回はシンプルにするため割愛します。

ウィキペディアでも最低限の情報が得られますので参照ください。

下部の図2に、ここまでの話をまとめております。

旅行業法にある企画旅行を枝分けチャート図

〜図2.企画旅行までまとめたチャート図〜

↑目次にもどる↑

旅行業法がどう機能しているかTrippieceから見てみよう

個人が企画してパッケージングしてもらうトリッピースというウェブサービスがあります。

トリッピースでは、個人がウェブを通して旅行を企画し、採用された企画は旅行会社がパッケージングして販売されます。

さて、ここで疑問が発生します。「企画が採用されたいちユーザーはこの法律が適用されるのか」です。

旅行を企画するサービス利用者は「報酬はもらわずあくまで計画」に終始してます。そして、その答えはもちろん、「旅館業法」に明記されております。早速、答え合わせしましょう!

この法律で「旅行業」とは、報酬を得て、行為を行う事業をいう。
〜旅館業法第二条より一部抜粋〜

結論から言うと、トリッピースでは企画者は一緒に行く人を募集するだけであり、報酬が渡りません。

よって、旅行業法の「募集型企画旅行」には該当されません。(「旅行業務取扱管理者(次回解説する重要な資格)」の取得も必要ありません。)

対して、ウェブプラットフォームを提供しているトリッピースさんは中間マージンを得ているので、旅行業法に該当しています。トリッピースは旅行業務取扱管理者も含めたチームで構成されているとのことです。

参考リンク:Trippiece、来年2月に英語版を立ち上げ、シンガポール進出へ

資格が無くてもツアーコンダクターに登録するという選択肢

自分で旅行業開業を目指す、ツアコンを立ち上げるのは、法律面では大丈夫という事が分かりました。(本当にざっくりですが)

ちょっと今回の記事のボリュームがありましたので、続きを読みたい方は、旅行ビジネスを運営するにあたって必要な「資格」と「資本金」編をご覧ください!

ここからは、「自分で事業を行なうのは体力的にキツイかも」。「副業的に月一ペースでゆるく出来る事はないか?」といった方向けのお話です。

ズバリ、ツアーコンダクターの派遣(エージェント)として活躍するお仕事です。

フルタイムから、ゆとりある働き方まで自由に選択して、国内海外のツアーに添乗できます。ツアーコンダクター大手の旅行綜研さんでは、ほとんどのツアーコンダクターが未経験からスタートしているとの事ですね。

個人で旅行業を開業するとなると、難関国家資格である旅行業務取扱管理者の取得も必要です。その上、資本金や供託金など設備投資面の初期費用も(個人で出来る可能性はあるけど)誰でも出来るという訳ではありません。

「まずはツアコンの派遣業務でキャリアステップを築く」という選択肢です。個人開業ではなく、企業に所属するという形ですが、ツアコンに必要なスキルや知識の研修が充実しています。

会社側の研修で取得をサポートしてもらえる意味で、派遣登録するにあたって、事前に取得義務のある資格がありません。全くの未経験でもチャレンジできる環境です。

弊社では、ツアーコンダクター採用にあたり渡航・留学経験、業界経験、前職は問いません。 お客様を思う気持ち、努力する意思、そしてツアーコンダクターとしての適性が最も大切と考えます。

〜 旅行綜研ツアーコンダクター募集要項より一部引用 〜

旅行総研さんでは全国各地で説明会を開催中ですので、まずは説明会に参加して情報収集するのも第一歩かもしれません。自分に合うと思えば、その場で採用試験を受けることも出来ます。ツアコンとしてエージェント登録をして活躍する働き方も将来の個人開業に向けた第一歩かもしれませんね(^^)

日本最大手のツアーコンダクターの説明会はこちら!

今回は以上です。個人が旅行業に参加する現実的な選択肢と、既存の旅行業とは異なる新しい形について模索していきましょう!

それでは、最後までお読み頂きありがとうございます。

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