
迫力ありました。ミュシャのスラヴ叙事詩。6m×8mの絵画です。
お久しぶりです。Syurimpです。
ふと気づいたら国立新美術館へ出かけていました。
美術鑑賞に普段から興味を持たない僕ですが、
今日は行って良かった。
超一流を観て感じるというアクションがどれだけ人生を潤すか、
ひしひし感じました。
今回お邪魔した展示場はこちら。
絵画を見て、
ここまでグッと来たのも久方ぶりです。
(その前は忘れました。四半世紀以上生きてるんで過去1回くらいあったでしょう)
僕は美術2の男なので、
偉そうに絵画を語れる者じゃありません故。
今日は、撮った写真をゴリゴリUPするに留めます。
(もちろん撮影OKのエリアしか写していませんよ)
ミュシャ展ですね。鑑賞したのは。
ミュシャ展は午前中の2時間を使ってじっくり鑑賞しました。
この記事は同じ日の夜に書いています。
あと5日で展示が終わるとの事で、
平日(この日は木曜)にも関わらず半端ない人でしたよ。

新国立美術館の外観です。見た目がまんまスイカ"笑
新国立美術館は千代田線の乃木坂駅から直結で入れます。
この日は、10時30分にミュシャ展のチケットを購入。
チケット購入までは10分足らずでしたが、
展示場へ入るまでが超絶長かったです。1時間は並んだかなぁ。
並んだ価値は十二分にありましたが、
特別展示絡みは平日だろうが事前に前売り券を買っといたほうが良いですね。
勉強and勉強。

美術館の外からぐねぐね動いて1時間。展示場入り口です。
今日だけで、5万人くらい来場してるんじゃねーの?
それほど開演直後の美術館に押し寄せる人の数でした。
これ平日じゃねーだろ、いや平日なんだけどさ。
公式サイトの情報によると50万人を突破したとの事です。
最終的に60万を超えてくるんじゃないでしょうか。
ビジネスしている端くれなのか、
来場人数を予測して入場料やグッズ売り上げを逆算して弾いてしまいます。
(合ってるかどうか別として)

縦撮りにすると迫力が増します
最初の写真と同じ絵画です。
スラヴ叙事詩についてはウィキペディア辺りで概要を抑えて下さい。
(投げやり)
恥ずかしながらスラヴ叙事詩を知ったのが今日このごろなので、
わからない事はわからないと言うしかありません。
スラヴ叙事詩(スラヴじょじし、チェコ語: Slovanská epopej)はアルフォンス・ミュシャが1910年から1928年にかけて手掛けた壁画サイズの一連の作品である。チェコおよびスラヴ民族の伝承・神話および歴史を描いた全20作品から成り、サイズは小さいものでもおよそ4 x 5メートル、大きいものでは6 x 8メートルに達する。
引用元:ウィキペディア スラヴ叙事詩 より
ひとつ言えるのは、
全20作品がチェコ国外で展示されたのは、
この新国立美術館が世界初との事ですよ。
先程の絵画ですが、
前方の方の顔と比べると、
めっちゃデカイのが分かりますよね。
なのにディテールが精巧に描写されています。
僕もまじまじと目の前で見ましたけど、
飛び出してくる様な気がしますよ。
実物を見るのとウィキペディアで見るのでは段違いです。
本物は実際足を運んでこの目でじっくり観る。これに限ります。

会場はかなり混雑していたのでなにかと貴重な正面アングル
ミュシャのスラヴ叙事詩は約100年前の作品です。
なんとなくですが、
サガフロンティア2の世界観を感じました。
この記事もサガフロ2のサントラを流しながら、
僕なりの世界観に没入しつつ書いてます。
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イラストの雰囲気が似てるでしょ!
ただし、スラヴ叙事詩はゲームと違って、
基本ずっと暗いです。リアル(現実)ですからね。
ゲームのような「明暗の"明"」を、
フィクションとして差し込むことが出来ません。
強いて言えば、
「宗教」による希望が、
当時のスラヴ人にとって救いなのかもしれませんね。
興味ある方は、
「チェコ フス戦争」と複合キーワードで是非検索を。

作品の最後は希望で締められています
左下のハープを弾いている女性、
右下の少年はそれぞれミュシャの子供をモデルにしたと、
絵画の解説にありました。
そして、この作品だけ未完成(後の人達がざっくりとしてますよね)
もしかすると、
ミュシャは子供達に続きを描いて貰いたかったのかもしれませんね。
それは、実際にこの作品に手を入れるんじゃなくて、
「未来はあなた(子供)が決める事」
っていうメッセージを加えたと、僕はそう感じました。

20作品目は今までの総集編って感じです
タイトルは「スラヴ民族の賛歌〜スラヴ民族は人類のために〜」です。
侵略の過去は、あくまで過去として記憶に留めておくけど、
未来は希望で満たされなければならない。
2017年の今の日本でも同じことが言えますよね。
人口減少、グローバリズムによる格差拡大、
近隣諸国とのいざこざ。
考えるだけでお先ブルーになる世の中ですが、
スラヴ民族はこれよりもっと厳しい環境を乗り越えてきました。
同じ人間ですもんね。
僕らに出来ないことはない。
僕も一介の人間で、出来ることは限られてますが、
自分なりに考えて一歩一歩アクションを起こして参ります。
ではでは、今日はこのへんで〜